ハードウェアPIDで先進の機能を提供

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マイクロチップ・先進PID.jpg

 2014年11月20日[NASDAQ:MCHP] -マイクロコントローラ、ミックスドシグナル、アナログ、Flash-IPソリューションのトッププロバイダであるMicrochip Technology Inc.(日本支社: 東京都港区、代表: 吉田洋介)は、ドイツで開催中のElectronicaにて、8ビットPIC(R)マイクロコントローラ(MCU)の新製品として周辺機能を充実させた少ピンのPIC16(L)F161Xファミリを発表した。この新しいMCUファミリは、Microchip社のCIP(Core Independent Peripherals:コアから独立した周辺モジュール)を拡張して割り込みレイテンシと消費電力の低減、システム効率と安全性を向上させると共に、設計に要する工数を削減する。これらの周辺モジュールを使うとコードも外付け部品も追加しなくて済むため、システムを簡素化できる。また、これらのモジュールはハードウェアであるため、タイミングが重要な機能とコアの負担が大きい機能をCPU外で処理することができ、CPUを他の重要なタスクに使うことができる。

 
※概要のプレゼンテーションは★こちらでご覧頂けます。
 
 PIC16(L)F161XはPIDによるMath Accelerator (Math ACC)を内蔵している。これはコアから完全に独立した計算能力を提供し、16ビットの算術およびPID演算を実行する。本ファミリには角度タイマ(AngTmr)を内蔵する製品もある。これはモータ制御、トライアック制御、CDI (キャパシタ ディスチャージド イグニション)等における回転角度を計算するハードウェア モジュール。AngTmrを使うと、回転数に関係なく、さらにコアの計算能力を使わずに特定の回転角度または正弦角度で割り込みを生成することができる。CIPは、実行速度を高めながらソフトウェア要件を低減するような各種機能を実行するように構成することができる。これらの機能をCPU外で実行する事でCPUが他のタスクを実行できるようになり、プログラムメモリ消費量を低減し、MCU全体の電力消費を低減できる。
 PIC16(L)F161Xは、Math ACCとAngTmr以外にも実装を容易にし各種機能の柔軟性をもたらす周辺モジュールを備えている。24ビット信号計測タイマ(SMT)はハードウェアでデジタル信号の高分解能計測を実行し、精密で正確な計測結果を生成する。これは速度制御、測距、回転計に最適。本ファミリはゼロクロス検出器(ZCD)モジュールも内蔵している。このモジュールはAC電源電圧を監視し、ゼロ電圧交差時期を出力します。この機能を使うとトライアック制御を簡素化でき、CPU負荷と部品コストを大幅に低減できます。大電流I/O (100mA)、構成可能なロジックセル(CLC)、通信のためのI2CTM、SPI、EUSARTと組み合わせることで、設計期間の短縮、実装の簡素化、柔軟な設計が可能。
 またPIC16(L)F161Xは、あらかじめ定義された制限内でソフトウェアが動作しているか監視するウィンドウモード対応ウォッチドッグ タイマ(WWDT)と、破損データがないかメモリをスキャンするメモリスキャン付き巡回冗長検査(CRC/SCAN)を組み合わせることでClass B(IEC-603730)、UL 1998等の安全基準、またはフェイルセーフ動作の実装もサポートしている。ハードウェア障害(異常停止等)を検出するハードウェア リミットタイマ(HLT)を使うと、CPU時間を全く使用しないかまたは最小限の使用で、安全および監視機能を実装できる。さらに本ファミリは、低消費電力XLPテクノロジを採用しており、8/14/20ピンの小型パッケージで提供する。
 「PIC16F161Xファミリの拡張は、モータ制御と安全監視を含む幅広い機能を可能にするCIPモジュールの幅広い組み合わせを提供します」とMicrochip社MCU8部門担当副社長のSteve Drehoblは述べている。「これらの周辺モジュールによって、コアに最小限の負担しか掛けない、または全く負担をかけない閉ループ制御を実装することができます。これは設計者にとって資産であり、コード開発の労力を最小限に抑えながらアプリケーション固有の機能開発が可能となります」。
 
■開発サポート
 PIC16(L)F161Xファミリを使った開発には、PICkitTM 3(製品番号: PG164130)やMPLAB(R) ICD 3(製品番号: DV164035)等、世界的に定評のあるMicrochip社の標準開発ツールをご利用頂けます。MPLAB(R) Code ConfiguratorはMicrochip社が無償で提供しているMPLAB(R) X IDE向けのプラグインで、8ビットシステムと周辺モジュールを構成できるGUI。効率的で簡単に編集できるCコードを生成することができるため、短時間でコンセプトを試作段階に進めることができる。
 
■在庫/供給状況
 PIC12(L)F1612は8ピンPDIP、SOIC、DFN (3x3 mm)、UDFNパッケージでサンプルおよび量産出荷中。PIC16(L)F1613も14ピンPDIP、SOIC、TSSOP、UQFN(4x4 mm)、QFNパッケージで出荷中です。PIC16(L)F1614とPIC16 (L)F1615は、14ピンPDIP、SOIC、TSSOP、UQFN (4x4 mm)、QFNパッケージでサンプル出荷を開始し、1月から量産開始予定。PIC16(L)F1618とPIC(L)F1619は20ピンPDIP、SOIC、TSSOP、UQFN (4x4 mm)、QFNパッケージでサンプル出荷を開始し、1月から量産開始予定。本ファミリ製品は10,000個単位で提供する。
 詳細は、Microchip社または正規販売代理店にお問い合わせ頂くか、Microchip社のウェブページをご覧ください。記載された製品をご購入頂くには、同社直販ウェブサイトであるmicrochipDIRECTにアクセス、またはMicrochip社の正規販売代理店にご連絡ください。
Microchip Technology Inc.
マイクロテクノロジー株式会社

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このページは、asiabizが2014年11月21日 10:00に書いたブログ記事です。

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