紛争・災害・支援の最近のブログ記事

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 「イスラム国」を自称する武装グループに拉致されたヤジディ教徒の女性や少女が、拷問や強かんなどの性暴力の被害にあっている。被害者は数百人にのぼり、多くは14、5歳の少女、あるいはもっと幼い子どもたちだ。恐怖のあまり自ら命を絶つ者もいる。イスラム国の戦闘員は強かんを攻撃の武器として利用しており、これは戦争犯罪、人道に対する罪に相当する。イラクで少数派のヤジディ教徒は、北西部ジンジャール地方から民族少数派や宗教少数派を一掃しようと企むイスラム国の標的になってきた。アムネスティは新たに発表した報告書で、ヤジディ教徒の何百という女性や少女が、イスラム国の戦闘員や支持者と強制的に結婚させられたり、売られたり、あるいは贈り物扱いを受けている恐るべき実態を明らかにした。報告書はイスラム国から逃れてきた女性・少女40人以上に行った聞き取り調査に基づくものだ。被害者の数は数千にのぼる可能性もある。また、捕えられた人びとの多くは、イスラム教への改宗を強制されている。

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 【2014年12月19日 ニューヨーク/ジュネーブ/キエフ発】ユニセフ(国連児童基金)は、戦闘が続くウクライナのドネツク州では147の学校が閉鎖においこまれ、今年9月1日以降、約5万人の子どもたちの教育に影響がでていると発表した。一部の学校は攻撃を受け廃墟と化しており、他は安全面への懸念から閉校している。また政府管制地域では、187の教育関連施設が損壊や破壊の被害を受けている。「子どもたちが学校に戻り、教育を再開できることが不可欠です。紛争の矢面に立ち続けているのは、教育や基礎的なサービスから遮断されている子どもたちです。なかには、酷い戦闘や爆撃の様子を目撃している子どももいます。ユニセフは、武力衝突に関わるすべての関係者に対し、子どもたちを暴力行為から守ることを引き続き求めます」と、ユニセフ中央・東部ヨーロッパ地域事務所代表のマリーピエール・ポワリエール代表は訴える。画像:ドネツクから避難し、ハルキウに身を寄せている4歳の女の子。ユニセフが配布した衛生キットを受け取った。(c)UNICEF/NYHQ2014-1897/Krepkih

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 ベルリン発-国連WFPは18日、2015年のシリア緊急支援の概要を発表した。シリア国内とその周辺国で避難生活を送る650万人以上のシリア人を支援する計画で、それには約15億米ドルの資金が必要であると訴えた。シリア国内では、国内避難民を主とする425万人に対し、月一回の通常の食糧配給を行う。また、一部の家庭は、通常の食糧配給から、労働をしたらその対価として食糧を配給する、という方式に移行する計画。これは強靭な地域社会をつくり、人々が元の生活に戻れるよう支援するもの。さらに、職業訓練を受けたら食糧を配給する、という制度も導入し、来年末までにシリア国内での支援人数を計450万人に増やす予定。

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 ローマ発-国連食糧農業機関(FAO)と国連WFPは、エボラ出血熱の主流行地であるギニア、リベリア、シエラレオネの3カ国で、このまま食糧が入手しづらい状況が続き、農作物・家畜の生産性向上の対策が取られなければ、来年3月までに100万人が食糧不足に陥る恐れがあると発表した。FAOと国連WFPの報告書では、以前より慢性的食糧難に苦しんでいた同3カ国では、エボラ出血熱によりさらに深刻な食糧難に発展しかねないと指摘している。国境の封鎖、隔離地域の設定、狩猟の禁止などにより、市場に食べ物が流通しなくなり、人々は食糧を確保しにくくなっているうえ、エボラ出血熱の流行地域では作物不足に拍車がかかっている。2014年12月現在、同3カ国で50万人が深刻な食糧危機に瀕しているといわれている。

 シリア紛争が5年目に突入するのを前に、国連機関とパートナー団体は新たな人道支援計画である「シリア国内戦略対応計画(以下、SRP)」と「シリア周辺地域・難民・回復計画(以下、3RP)」を発表し国際社会に支援を要請した。この計画に必要な84億米ドル超の予算は、シリア国内にいる避難民、またシリア周辺地域に避難している難民(2015年新たに避難する難民も含める)合わせて約1800万人が対象となる。今回の支援要請は、約1220万人のシリアの国内避難民を対象にしたSRPと、シリア周辺国などに逃れたシリア難民を対象にした3RPの、大きく分けて2つの柱でなりたっている。これらの計画はドイツ、ベルリンで行なわれた会議でドナーに対し、初めて発表された。会議では世界が直面する最大規模の人道危機において、人命救助を優先した支援が重要であることに加え、常に変化するシリアをめぐる情勢が伝えられた。

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 2012年12月に中央アフリカ共和国(CAR)で悲惨な内戦が勃発してから二年が経過し、武装勢力に徴用される18歳未満の少年少女の数は、過去の4倍にまで増大している。内戦が始まった頃には2,500人程度であった武装勢力に所属する子どもの数は、現在6,000から10,000人いる*と見積もられている。誘拐されて無理やり武装勢力に加入させられた子どももいれば、食料・衣服・お金、そして保護を求めて、生き残るために自ら志願して入隊した子どももいる。また、仲間や親からの圧力や、自分たちの地域を守るためや、死亡した親や親戚の敵を討つために入隊する子どもも大勢いる。画像:キリスト教系民兵組織「アンチバラカ」の14歳の少年

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 12月16日、パキスタン北西部ペシャワルの学校における武装勢力「パキスタン・タリバン運動」による襲撃で多くの子どもたちが死傷する痛ましい事件があった。これは到底許されない極めて卑劣な行為であり、亡くなった子どもたちのご冥福を心よりお祈りします。子どもたちの教育の妨害と学校の破壊は、子どもたちの健やかな成長と発達に長期的な影響を及ぼすでしょう。セーブ・ザ・チルドレン/Save the Childrenは、すべての子どもがあらゆる暴力から保護され、教育を受ける権利を享受できるよう、これまで活動を続けてきました。セーブ・ザ・チルドレンは、マララ基金(Malala Fund)とのパートナーシップのもと、長引くシリアの紛争の影響を受けているシリアとヨルダンの子どもたちに対する教育支援を、ヨルダンの難民キャンプで実施してきました。私たちは、パキスタンでの襲撃事件に対する「非道で卑劣な行為を非難します」とのマララさんのコメントに深く賛同するとともに、こうした卑劣な行為に決して負けないという彼女の志を共有しています。画像:兵舎として利用されている南スーダン・ベンティーウの学校。2014年7月25日

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 国境なき子どもたち/Kokkyo naki Kodomotachi(KnK)は、パキスタンで公立学校再建支援を行っている。12月16日に同国ペシャワールで起きた襲撃事件を受けて、現地パートナー団体に現地の状況を聞いた。昨日、12月16日(火)にパキスタン、ペシャワールで起きた襲撃事件で犠牲となった141名の子どもたちと学校職員に、国境なき子どもたち(KnK)スタッフ一同、哀悼の意を表します。パートナー団体、Friends Welfare Association(FWA)のジャベット・イクバル氏に現地の状況を聞いた。「今日、ペシャワールで起きた非常に恐ろしい事件の主な被害者は無邪気な子どもたちです。ニュースを知り、多くの国民が衝撃を受けています。私たちFWAや支援している子どもたちは無事です。被害に遭った子どもたちが誰なのかまだ特定されていませんが、学校に子どもを通わせている家族やその周囲の状況は言葉で言い表せない程の緊張に包まれています」

2014年12月

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